バジルの害虫対策で困らない!バジルの害虫と病気対策を詳しく解説!

バジルは、家庭菜園でも育てやすい品種として大人気のハーブです。自宅で育てたいけど方法がわからない。どんな方法で育てればいいのだろう? このような悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、バジルの害虫対策や病気対策について、詳しく解説しましょう。

  1. バジルの害虫対策のコツを学ぼう
  2. バジルの病気対策を行おう
  3. バジルの害虫や病気を防ぐためのコツ

バジルの害虫・病気対策について知りたい方も、この記事を読むことで疑問や悩みを解消できるでしょう。

1.バジルの害虫対策のコツを学ぼう

まずは、バジルの害虫対策について学びましょう。害虫の種類や効果的な対策方法を知ることで、バジルをより健康に育てることができるでしょう。

1-1.バジルに付きやすい害虫

バジルは、多くの害虫が付きやすいことで知られています。具体的には、以下のような害虫が挙げられるでしょう。

  • アブラムシ
  • ハダニ
  • ガの幼虫
  • バッタ
  • コバエ

このほかにも、昆虫ではありませんが、ナメクジもバジルに悪影響を与えます。虫食い被害を防ぐためにも、害虫の種類に合った対策を行ってください。しかし、害虫を発見してから取り除(のぞ)く、ということが現実的でしょう。でも、どんな害虫が付きやすいかがわかっていると、心構えもしやすいはずです。害虫の種類によって付きやすい部位が異なるので、葉の表や裏だけでなく茎の部分もしっかり観察してみてください。

1-2.害虫対策を始める時期

害虫対策を始める時期としては、早いに越したことはありません。種から芽が出る時期から、油断をしないでください。ですが、現実として24時間監視していることもできないでしょう。害虫は、バジルを外に出して育てている限り、いつどこからやってくるかわかりません。こまめに観察し、虫が付かないように気を付けることが最良の対策となります。

1-3.基本は害虫そのものを退治すること

バジルに付いた害虫は、害虫そのものを退治することが基本です。害虫を発見したときに、ピンセットや箸(はし)でつまんで取ったり霧吹きで水をかけて飛ばしたりなどで対策しましょう。害虫が付いているのを発見したら、すぐに取り去ってください。

1-4.虫除けスプレーは安全性が高いものを

バジルは、収穫後に口に入れることを前提として育てています。口に入れることを考えると、むやみに薬は使いたくないはず。もしも、虫除けスプレーを使う場合は安全性をしっかり確認してから使ってください。安全性が高い虫除けスプレーを使うことで、効果的に害虫対策ができますよ。

バジルにも害虫がつくんですね。
はい。害虫を見つけたらすぐに退治しましょう。

2.バジルの病気対策を行おう

バジルも、管理が悪いと病気になってしまいます。斑点や黒い点が、表面に表れると病気にかかっているサイン。それでは、バジルの病気と対策について解説していきます。

2-1.バジルがなりやすい病気の種類

まずは、バジルがなりやすい病気の種類を知っておきましょう。

2-1-1.軟腐病

軟腐病(なんぷびょう)は、細菌が増えることで葉や茎などに栄養や水分が行き渡らなくなって腐ってしまう病気。対策としては、軟腐病(なんぷびょう)の原因となる細菌を増やさないように、雑草の除去をこまめに行うことも効果的です。また、傷口から細菌が侵入しやすいので、手入れをするときにバジルに傷が付かないように気を付けましょう。

2-1-2.灰色かび病

灰色かび病は、バジルの葉や茎が灰色のかびに覆われてしまう病気。葉や茎に、灰色の斑点が現れて、溶けるように腐ってしまいます。かびが原因の病気なので、水のやり過ぎなどに気を付けて風通しの良い場所で育てることが大切でしょう。

2-1-3.すす病

すす病は、アブラムシなどの害虫の排せつ物が原因で発生する病気です。葉や枝の表面が、黒いすすが広がったように見えることが特徴。すす病が発生した場合は、根本的な原因となる害虫対策を行う必要があります。

2-2.すぐに病気の部分を取り除くこと

バジルが病気にかかっていたら、すぐに病気の部分を取り除(のぞ)きましょう。部分的に葉を取ったり、茎を切ったりすることで対応できる程度なら問題ありません。しかし、バジル全体に病気が広まっている場合は、残念ながら生育をあきらめることになる可能性が高くなります。バジルの苗全体に病気が出てしまったら、新しく育て直すことを考えてください。

病気になったらすぐにその部分を取り除くことが大切なんですね。
はい。早急に対処すればそれ以上病気は広がりません。

3.バジルの害虫や病気を防ぐためのコツ

注意をしながら管理しても、バジルに害虫が付いたり病気になってしまったりすることもあります。害虫や病気の被害を避けるためにも、コツを学んでおきましょう。

3-1.育てるときによく観察すること

まずは、育てるときに水やりだけ行うのではなく、よく観察することが大切です。害虫や病気は、少しの期間でも放っておくことで被害が広がってしまうもの。せっかく育てたバジルも、全滅してしまう可能性があります。育てるときには、観察をしっかり行って、異変を感じたらすぐに対応してください。

3-2.室内栽培にして害虫を防ぐ

特に、害虫被害を減らすために効果的なことが、室内栽培にすることです。ベランダであっても、外に出しておくことは、害虫を寄せ付けやすくなるでしょう。少なくとも、室内の方がバジルに付く虫の種類は限られるはずです。とにかく虫が苦手だったり、害虫対策に手を焼いていたりする場合は、室内栽培も考えてみましょう。ただし、室内栽培の場合でも適度に日光が当たる場所での栽培を忘れないでください。

3-3.土の水はけを良くする

バジルを育てるときに、水をたっぷりあげ過ぎることは病気の原因になったり、湿気を好むナメクジなどを引き寄せやすくしたりします。バジルを育てるときは、土の水はけを良くすることもきちんと考えておきましょう。しかし、水やり不足も困ります。適度な水やりを行った上で、水が過度に溜(た)まっている状態にならないように注意してください。

3-4.密集し過ぎないように間引きする

バジルを植えるときに、密集し過ぎていると風通しが悪くなります。日光も当たりにくくなるでしょう。密集し過ぎている環境で育ったバジルは、病気にかかりやすくなるほか、見えないところに害虫が付きやすくもなります。

また、栄養分が十分に行き渡らなくなって生育に影響が出やすいのも事実。害虫対策や病気対策、さらには生育環境の改善を考えて、バジルを育てるときは密集し過ぎないように、間引きをしてください。

室内栽培を行うのも病気を防ぐ方法の1つなんですね。
はい。害虫もつきにくくなります。

まとめ

バジルの害虫・病気対策について、詳しく解説してきました。家庭菜園でバジルを楽しみながら育てるためにも、おさらいをしておきましょう。

  • バジルの害虫対策を学んでおく
  • バジルの病気対策を知っておく
  • バジルの害虫・病気に対する応急処置を身に付ける

バジルの害虫・病気対策は、もう問題ないですね。


オリジナル水耕栽培システムの提案も