冬にも育つ? 水耕栽培でトマトの実を成らせる気温などポイントまとめ

水耕栽培を行っているという方の中には、冬にも野菜を育てたいと思う方も多いでしょう。水耕栽培で育てやすいミニトマトを冬に作れば、一年中獲(と)れたてを食べることができます。冬にトマトなど野菜を育てるのは難しいと感じている方のために、冬の水耕栽培のポイントなどをご紹介しましょう。

  1. 冬にトマトを育てる!?
  2. 冬にトマトを水耕栽培する方法まとめ
  3. 冬にトマトを水耕栽培する際のグッズなど
  4. トマトの水耕栽培についてよくある質問

一度冬の水耕栽培で失敗したことがある方、トマトを育てる気温などの条件を知りたい方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。

1.冬にトマトを育てる!?

トマトといえば夏野菜ですが、実は冬にも育てることができるのです。

1-1.そもそもトマトは夏の野菜

トマトは、夏野菜を代表する食べ物の一つです。しかし、トマトの旬は春や秋~初冬といわれています。トマトは高温多湿に弱いため、実は夏よりも涼しい季節のほうが向いているのです。

1-2.冬も栽培できるか

トマトは高温多湿に弱いですが、寒さに強いわけではありません。また、日差しも必要となります。そのため、冬にトマトを育てるには、キット周辺の温度の管理とともに、日光を当てる必要もあるでしょう。

2.冬にトマトを水耕栽培する方法まとめ

冬にもトマトを水耕栽培すれば、いつでも獲れたてのトマトを食べることができます。その方法についてご紹介しましょう。

2-1.冬のトマトに必要な気温は20℃以上

トマトは20℃を下回ると成長しにくくなります。室温を調整したりヒートマットを使ったりして、に中は20℃以上になるように注意しましょう。また、夜間は10を下回らないようにしてください。

2-2.トマトには日光が必須

前述のとおり、トマトは日光が必要です。水耕栽培のキットを窓際に置いてなるべく日差しを当てるようにしましょう。また、環境的に日光を当てる時間が短くなってしまう場合は、植物育成ライトで補助することもできます。トマトの栽培には、最低6時間の日照は必要です。

2-3.トマトの品種

水耕栽培で育てるトマトは、プチトマト(ミニトマト)がよいでしょう。シュガーランプやラウンドレッドという品種は発芽の成功例も多くおすすめです。また、ハイポニカという品種も、実が多くつくことで人気があります。

2-4.普通のトマトから種を取れる?

普通のトマトに入っている種をそのまま使うことも可能です。トマトの中央に入っている種を取り出し、よく洗ってから陰干しして乾燥させます。購入した種とは別に、試しに植えてみるとよいでしょう。

3.冬にトマトを水耕栽培する際のグッズなど

トマトを冬に水耕栽培する際のおすすめグッズなどをご紹介します。

3-1.ヒーター類

前述のとおり、トマトは20℃~25℃くらいが適温になります。冬場に部屋が冷える場合は、ヒーターを使用するとよいでしょう。

3-2.植物育成ライト

水耕栽培専用のライトがあります。トマトは日光が必要不可欠です。天気の悪い日や、日が陰る時間帯がある場合など、日照時間が足りなさそうなときの補助的なライトとして使いましょう。ライトだけでトマトを育てるのは難しいといえます。

3-3.エアーポンプ

水耕栽培では、常に水を新鮮な状態にしておく必要があります。こまめな交換はもちろんのこと、エアーポンプを設置して水中に空気を供給したほうがよいでしょう。

4.トマトの水耕栽培についてよくある質問

Q.トマトに日光を当てているのにしおれてしまうのですが

A.トマトは、葉に直射日光が当たっていないと育ちません。そのため、葉の下の方など、日陰になったり反射光だけが当たる箇所ができないように、置く場所を調整しましょう。

Q.トマトの水耕栽培は屋内と屋外どちらがよいですか?

A.11月をめどに、室内に入れるようにしましょう。屋内に入れる場合も日光の当たり具合を気にします。寒すぎると(15℃以下が続く)とトマトはしおれてしまうので、温度計を設置し、適温になるように調整してください。

Q.トマト以外に、冬に水耕栽培で育てられる植物はなんですか?

A.ホウレンソウ・小松菜・さやえんどうなどがあります。

Q.なかなかトマトの根が伸びないのですが

A.発根促進剤の利用がおすすめです。発根の成功率が上がるでしょう。

Q.水耕栽培をペットや子供が触ってしまうのが心配です

A.水耕栽培キットの周りに、市販の洗濯用ネットカゴをかぶせるとよいでしょう。もちろん、チャイルドガードでもOKです。

まとめ

冬のトマトを水耕栽培で育てるポイントについてご紹介しました。冬のトマト栽培に失敗した方も、気温や日光に注意して、再挑戦してみてください。水耕栽培の中でもミニトマトは比較的育てやすい野菜なので、きちんとポイントをおさえれば必ず実がなるでしょう。


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