植物工場の仕組みを徹底検証!導入する方法や費用・メリットは?

「植物工場の導入を検討しているので詳しく知りたい」「仕組みはどうなっているのか?」とお考えではありませんか? 植物工場は、日本全国にも約50か所あるといわれており、導入するメリットがたくさんあることで知られています。導入を検討するにあたって、その仕組みや導入方法・費用などについて知っておきましょう。

この記事では、植物工場の歴史や種類・向いているケースなどをまとめてご紹介します。

  1. 植物工場の概要と導入メリットは?
  2. 植物工場の仕組みを紹介
  3. 植物工場の導入方法や費用
  4. 植物工場に関するよくある質問

この記事を読むことで、植物工場に必要な設備や導入するにあたっての相談先なども分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.植物工場の概要と導入メリットは?

まずは、植物工場の歴史や現状・導入するメリットについてご紹介しましょう。

1-1.工場の中で野菜や果物を栽培するシステム

植物工場とは、工場の中で野菜や果物を栽培するシステムのことをいいます。温度や湿度・光・溶液などを自動でコントロールしているため、植物にとって最適な生育環境を整えることが可能です。レタス類やハーブ類を始め、トマトやイチゴなどさまざまな植物が工場で栽培されています。

1-2.始まりは1957年のデンマーク

植物工場の歴史は、1957年にデンマークで始まりました。当時は「植物工場」というとらえ方であったかどうかは定かではありませんが、発芽から収穫・保存までを一連の工程で行っていたのです。その後、オーストラリアやオランダにも普及し、1974年に日本でも研究開発が開始されました。今は全国でも多数の植物工場が稼働しており、多くの植物が栽培されているのが現状です。

1-3.天候や気候に左右されない

植物工場の最大のメリットは、天候や気候に左右されないという点でしょう。夏の暑さや冬の寒さ・台風や日照不足・大雨などの自然災害による被害を心配する必要がありません。一年を通して植物を安定供給できるのです。

1-4.病原菌や害虫の被害が少ない

植物工場では閉鎖された空間で栽培が行われるため、病原菌や害虫がつく心配が少ない点もメリットです。農薬を散布する必要がなく、安心・安全な無農薬野菜を栽培することができます。

1-5.栽培にかかる労力を軽減できる

栽培にかかる労力を大幅に軽減できる点も、植物工場のメリットでしょう。土を作る・農薬を散布する・害虫を駆除するなどの作業も必要ないため、人件費の削減にもつながります。

2.植物工場の仕組みを紹介

植物工場には、「完全密閉型」と「太陽光利用型」の2種類があります。それぞれの仕組みや必要な設備などをまとめました。

2-1.人工光源で栽培する「完全密閉型」

完全密閉型は、完全に閉鎖された環境の中で人工的な照明を使って栽培する植物工場です。太陽の光をまったく使わないため、天候や気候に左右される心配は一切ありません。栽培棚を垂直方向に配置し、LEDや蛍光灯などの人工光源を照射して栽培するという仕組みです。人工光源を使用する分、初期費用や光熱費は高くなります。しかし、害虫が侵入する心配がないこと・外部環境に影響されないで栽培できることから、安定した生産が可能になることなどがメリットでしょう。

2-2.太陽光を基本とした「太陽光利用型」

一方の太陽光利用型は、太陽の光を基本とし、不足した分を人工光によって補う方法です。温室などで太陽光に当てながら栽培し、悪天候が続いた場合はLEDや蛍光灯で日照不足を補います。完全に密閉されていないため無農薬での栽培は難しくなりますが、完全密閉型に比べて初期投資費用や光熱費は抑えられるのが特徴です。

2-3.植物工場に必要な設備は?

植物工場に必要な設備は、以下のとおりです。

  • 工場施設
  • 給排気設備
  • 電気設備
  • 二酸化炭素供給システム
  • 栽培設備

3.植物工場の導入方法や費用

植物工場を導入する方法や費用・相談窓口などをまとめました。

3-1.将来性のあるビジネスを目指すならおすすめ

現在、植物工場の導入に対して国が補助金を出すなど、その将来性は非常に期待されています。実際に、将来性のあるビジネスを目指すさまざまな企業が、植物工場の導入を検討し始めているのです。レストランなどの飲食業を始め、大学などの教育施設や福祉施設などでも、植物工場の導入が進められています。

3-2.まずは業者へ問い合わせを

まずは、植物工場の企画や施工を行っている業者に問い合わせをしましょう。複数の業者からの提案内容を比較してみるのがおすすめです。水耕栽培どっとネットでは、こちらから相談を受け付けています。ぜひチェックしてみてください。

3-3.導入にかかる費用は?

植物工場の導入にかかる費用は、土地代や建物の建設費を含めると2~3億円は必要です。もちろん、人件費や電気代・水道代・苗や肥料代なども毎月必要になるため、維持するには相当の費用がかかるでしょう。しかし、既存の建物を再利用したり補助金を利用したりすることで導入費用を大幅に削減することも可能です。そういったアドバイスもしっかりしてくれる業者に依頼するとよいでしょう。

4.植物工場に関するよくある質問

「植物工場の導入を検討している」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.植物工場では、なぜ太陽の光がなくても植物が育つのでしょうか?
A.植物の成長に必要なのは、太陽光に含まれる可視光線の青色と赤色の光といわれています。LED照明の赤色と青色が、太陽光の代わりになるのです。

Q.植物工場の今後の課題を教えてください。
A.生産コストをさらに下げることや、栽培できる植物の種類を増やすことなどが挙げられます。

Q.植物工場で育てた野菜は、土で育てた野菜より栄養価が低いのでしょうか?
A.いいえ。栄養価に違いはないといわれています。

Q.じゃがいもや大根などの根菜類を植物工場で栽培することは可能ですか?
A.水耕栽培で根菜類を栽培するのは難しいため、植物工場での栽培は実現されていません。

Q.植物工場の企画・施工を依頼する業者を選ぶポイントは何でしょうか?
A.豊富な実績や提案力があるか・無料相談を受け付けているか・アフターフォローが充実しているかなどをチェックして選ぶことをおすすめします。

まとめ

植物工場の種類や仕組み・導入方法などをまとめてご紹介しました。植物工場は世界中で注目を集めている、新しい農業の形です。導入することでどのようなメリットがあるのか・どのくらいの費用が必要なのかなど、ぜひこの記事を参考にしてください。


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