ケールを水耕栽培で育てる方法とコツは? 栽培ポイントをつかもう!

ケールは栄養価が豊富に含まれており、キャベツによく似た形をしている植物です。日本ではあまりなじみのない野菜ですが、青汁などに含まれていることもあり、注目されています。そんなケールが水耕栽培でも育てられるのです。水耕栽培は土を使わずに、水と液体肥料で育てる栽培方法となります。初心者でも気軽に育てられますが、育て方のポイントを知ることが大切なのです。

そこで本記事では、ケールの水耕栽培の方法とポイント・必要な道具を解説します。

  1. ケールは水耕栽培できるのか?
  2. ケールの水耕栽培にチャレンジ!
  3. ケールの水耕栽培の手順とポイントは?
  4. ケールの水耕栽培に関してよくある質問

この記事を読むことで、ケールの水耕栽培を始めるために必要な道具と栽培方法が分かります。水耕栽培でケールを育てたい方は、ぜひ参考にしてください。

1.ケールは水耕栽培できるのか?

まずは、ケールの魅力・人気・種類などの基礎知識を理解しておきましょう。そして、水耕栽培に向いている植物かどうか、メリットを解説します。

1-1.ケールの基礎知識

ケールは、キャベツの1種で1年中栽培できる生命力の強い緑黄色野菜です。ビタミン・ポリフェノール・ミネラルなどの成分が含まれており、野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇ります。1年中栽培でき栄養価が高いことから、青汁の原料として使われるようになりました。また、ケールには肥満抑制・脂肪燃焼効果や、血糖値を下げる働きもあります。さらに、デトックス効果があるので腸内環境を整えてくれるのです。このように、さまざまな効果が期待できるからこそ、多くの関心が集まっています。

1-2.水耕栽培に向いているのか?

ケールは生育旺盛で暑さや寒さに強い植物です。キャベツの仲間としては育てやすく、水耕栽培でも十分に育ちます。もともと、水耕栽培は葉野菜の栽培に向いているので、ケールの栽培に適しているのです。「気楽にケールを育ててみたい」と思っている方は、ぜひポイントを押さえて水耕栽培にチャレンジしてください。

1-3.水耕栽培のメリットは?

水耕栽培の大きなメリットは、土を使わないので小さなスペースであれば、室内のどこでも簡単に栽培できることです。汚れる心配がなく、管理も楽なので健康によい野菜を育てることができるでしょう。さらに、自動制御ができるので留守中でも安心です。出張などで自宅を離れることが多い方でも、気楽にケールが水耕栽培できます。ほかにも、さまざまなメリットがあるので以下にまとめてみました。

  • 土耕栽培に比べて成長のスピードが速い
  • 収穫量が多く、植物・野菜の質が安定している
  • 天候に左右されない
  • 家庭菜園の初心者でも簡単に栽培できる
  • 殺虫剤などを使う必要がなく、体にも安全(まれに使う場合でも適量でOK)

2.ケールの水耕栽培にチャレンジ!

それでは、ケールの水耕栽培に必要な道具、種の特徴、栽培環境などについて説明します。専用キットも販売されているので、育てる前にチェックしておきましょう。

2-1.用意するもの

水耕栽培でケールを育てる場合は、種と苗どちらからでも可能です。ただし、種の場合は発芽させるまで時間と手間がかかるので、初心者は苗から栽培を始めると良いでしょう。苗から栽培を始める場合は、最低でも以下の道具を準備してください。

  • ペットボトル・ガラス・プラスチック・コップなどの容器
  • 育てる苗
  • 液肥
  • ロックウールなどの台地

2-2.種から栽培する場合は?

ケールの種は小さな粒状です。種から発芽させる場合は、まず種を入手しますが、前述した道具のほかに培地となるスポンジを使用します。また、ケールはほかの植物よりも発芽が速いので2~5日程度で発芽するでしょう。以下に、種の植えつけから発芽までの手順をまとめました。

  1. スポンジを用意して2~3cm程度、四角にカットする
  2. カットしたスポンジの中心に十字の切り込みを入れて湿らせる
  3. 切り込み部分に種を2~3個植える
  4. 日当たりと風通しの良い場所で管理し毎日水替えをする
  5. 1~2個ほど発芽した後、大きい芽を残して小さな芽を摘み取る
  6. 大きく育った芽をペットボトルなどの容器へ移す

基本的に、培地の1つに苗1つのケールで十分です。培地の中に複数の苗が残ると、栄養がすべてに行きわたらず育たなくなるので気をつけてください。子葉と本葉が1cmほどに成長したら、定植時期となります。定植時期になると、根は10cm以上に伸びているでしょう。

2-3.栽培環境は?

ケールは暑さ寒さともに強い植物なので、1年中育てることができます。室内で育てる水耕栽培は天候・気候に左右されないため、土耕栽培よりも栽培環境にこだわる必要はありません。しかし、注意してほしいのが、ケールが発芽する場合です。ケールは、春から夏にかけて暖かくなる時期に発芽率が上がります。寒いと発芽しにくくなるため、種から育てる場合は暖かい時期が適しているでしょう。また、水耕栽培は室内で育てることが多いので、できるだけ日当たりと風通しの良い場所で育ててください。

2-4.専用キット、水耕栽培容器を使おう!

自作で水耕栽培の容器を作ることもできますが、初心者にとっては「本当にこれで大丈夫なのか?」と不安な点もあるはずです。そんなときは、水耕栽培専用キットや専用容器を活用してください。専用キットは、水耕栽培に必要な道具と環境がそろっています。自分で作るよりも気楽かつ簡単に水耕栽培が始められるでしょう。水耕栽培関連の道具を取りそろえている「水耕栽培どっとネット」では、一流メーカーの最新商品も販売しているのでぜひチェックしてください。

3.ケールの水耕栽培の手順とポイントは?

それでは、ケールの水耕栽培の手順とポイント・注意点を解説します。

3-1.栽培手順、期間、流れは?

ケールの栽培方法は、自宅にあるペットボトルやガラス・発泡スチロールなどの容器で簡単に育てることができます。以下に、ペットボトルを使用した栽培手順と流れをまとめましたのでぜひ参考にしてください。

  1. スポンジから発芽した双葉をそのままペットボトルやガラスの容器に移す
  2. ペットボトルの上から1/3のところで水平にカットし飲み口が下になるように底部のほうに挿し込む
  3. アルミホイルを外側に巻いて、藻(も)の発生を防ぐ
  4. スポンジをペットボトルの飲み口に差し込み、下のペットボトルに水を入れる
  5. 根が水まで届かない時期は、ポリエステル製のフェルトをスポンジにつけて水を吸い上げるようにする
  6. 毎日水を入れ替え、規定量に薄めた液体肥料を1週間に1回ほど加える
  7. 直射日光が長時間当たらない、明るく風通しの良い場所で管理する

以上の方法で栽培を始めると、定植後8日程度で葉が大きくなるでしょう。ケールの成長力はとても速いので、10日後には数枚の葉が食べごろになるはずです。ケールの葉が大きくなったときが収穫期と言えるでしょう。

3-2.水耕栽培のポイント

ケールは成長スピードが速く育てやすい植物ですが、水と液肥で育てる水耕栽培ということを忘れてはいけません。土耕栽培の場合は、土から成長に必要な栄養を吸収します。しかし、水耕栽培は土を使わないので、水から栄養を吸収するのです。そのため、できるだけ毎日水替えをして新鮮な水を与えていきましょう。
また、すべての根を水に浸すと、成長に必要な酸素が得られなくなってしまいます。容器に苗を差し込む場合は、根が呼吸できるように根の1/3を水に浸さないようにしてください。空間を作ってあげることで、根が十分な酸素を吸収できます。

3-3.注意点

植物を育てるためには、光合成をするための「光」が必要不可欠です。ただし、直射日光に当てすぎると葉が傷んでしまうので、レースカーテン越しなど適度に日当たりの良い場所で栽培しましょう。室内に十分な光が当たらない場合は、「植物用ライト」を活用してください。LEDライトなど植物用ライトは、日光の代わりに植物へ光を当てることができます。
また、ケールの葉に元気がないときは、肥料を与えると良いでしょう。水耕栽培の肥料は液肥が基本的です。液肥は、種類によって希釈倍率が異なるので注意してください。葉の様子を観察しながら、肥料を与えることがポイントです。

3-4.注意しておきたい病害は?

水耕栽培は、土耕栽培よりも害虫・病害の被害を抑えられる点がメリットでもあります。しかし、栽培環境が悪くこまめな水替えをしないなど栽培方法を誤ると、病害を起こす可能性があるのです。たとえば、水耕栽培の失敗でよくある「根腐れ」は、以下のような原因が考えられます。

  • 発育に適した環境が整っていない
  • 酸素不足を好む細菌が繁殖している
  • 根が呼吸できていない、または酸素量が不足している

葉や根に元気がないときは、しっかり日光が当たっているか、温度の条件が良いかなど、栽培環境を見直してみてください。

4.ケールの水耕栽培に関してよくある質問

ケールの水耕栽培に関してよくある質問を6つピックアップしてみました。

Q.ケールの使い道は?
A.ケールはそのまま食べると、少し青臭さが残るので単品では食べにくいでしょう。ほとんどの場合は、細かくちぎってリーフレタスなどと一緒にサラダにして食べます。野菜と組み合わせることで、さらに栄養価満点の一皿になるのです。ケールの苦味が苦手な場合は、縮れている葉を避けてください。縮れている葉は比較的苦味が強い傾向があるため、上手に選んで摘み取ると良いでしょう。ほかにも、野菜炒めや煮込み料理などにも最適です。

Q.ケールの植えつけ時期は?
A.寒冷地・中間地・暖地によって植えつけ時期が異なります。水耕栽培でも屋外で育てる場合は、植えつけ時期をチェックしてください。

  • 寒冷地:5月中旬~8月中旬
  • 中間地:3月中旬~4月下旬、8月中旬~9月中旬
  • 暖地:4月~5月下旬、7月中旬~9月

Q.水耕栽培で失敗しないポイントは?
A.スポンジに根をはらせて育てる場合は、できるだけやわらかいスポンジを選んでください。硬いスポンジを使用すると、はがすときに根が傷つくおそれがあります。ペットボトル・透明コップなど、持ち上げたときに寝の状態が確認できる容器を使ってください。
また、新鮮な水や酸素ばかりに注目しがちですが、容器も常に清潔な状態にしておかなければなりません。水をためる容器は藻ができやすく細菌も含まれています。容器が清潔でなければ新しい水に替えても意味がありません。容器が汚れている場合は、キレイに掃除しましょう。

Q.専用キットの販売場所、特徴は?
A.園芸店やホームセンターなどでも購入できますが、種類が限られています。幅広い種類から選びたい場合は、多種多様な道具を販売しているインターネットサイトがおすすめです。特に、「水耕栽培どっとネット」では、多種多様な道具を販売し、専用キットも購入できます。専用キットの「エアロガーデン」は画期的な水耕栽培システムを採用しているのでぜひチェックしてください。

Q.販売業者の選び方が知りたい
A.水耕栽培の道具を販売しているサイトの中には、悪質な商品を販売している悪徳業者も存在しています。詐欺に遭わないためにも、どのような商品を販売しているのか入念にチェックしましょう。販売商品の種類が豊富か・口コミや評判が良いか・サポートやアフターケアが充実しているかなど、複数の項目をチェックしてください。また、いくつかの業者を比較すれば、優良業者と悪徳業者を見極めることができるでしょう。

Q.ケールの苗の選び方は?
A.水耕栽培で上手に育てるためには、苗の選び方が重要です。特に、茎や葉の色が緑色か、下葉がしっかりついているか注目してください。ポットの土が見えないくらいがっしりしている苗は、元気が良い証(あかし)です。

まとめ

いかがでしたか? ケールはキャベツの1種で非常に栄養価の高い植物です。サラダに入れたりするだけでも、栄養満点の一品になるでしょう。そんなケールは水耕栽培で育てることができます。水耕栽培は液肥で育てられるので、初心者でも簡単です。具体的な栽培方法とポイントを押さえておけば、上手に栽培できます。自分で水耕栽培の容器を作ることができますが、不安な方は専用キットを利用すると良いでしょう。水耕栽培に必要な道具がそろっているので、すぐに始めることができます。専用キットを上手に利用して、ケールを育てましょう。


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