パセリは水耕栽培ができる? 育て方の手順や注意点などを詳しく解説

パセリは自宅での栽培が可能なハーブです。土を使わなくても、水耕栽培で手軽に育てられます。パセリは栄養価が高く、料理の添え物としても役立つため、自宅で簡単に育てることができれば嬉(うれ)しいですよね。水耕栽培を始めるのに必要な道具や注意点などをご紹介します。

  1. パセリとは?
  2. パセリの水耕栽培時に必要なもの
  3. パセリを水耕栽培する方法
  4. パセリを水耕栽培する際の注意点
  5. パセリの水耕栽培でよくある質問

水耕栽培は、家庭菜園初心者でも失敗が少ない方法として注目されています。手順やコツを覚えておき、パセリの水耕栽培を楽しみましょう。

1.パセリとは?

まず、パセリとはどんな野菜なのかを見ていきましょう。

1-1.パセリはハーブの1種

パセリは、セリ科に分類されるハーブの1種です。栄養価が高く、独特の香りを持つという特徴があります。

  • ビタミンA(βカロチン)
  • ビタミンB
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 鉄分

野菜の中でも、パセリの栄養素は高いとされています。1回に使う量は少なくても、料理の添え物・風味付け・薬味として幅広く活用できるのが魅力です。

1-2.品種によって葉の形状も異なる

パセリは、品種によって葉の形状が異なります。スーパーでよく目にするパセリは、カールドパセリと呼ばれる葉がカールした品種です。カールドパセリと同じように使われることが多いイタリアンパセリは、葉が薄くて平らな形状になっています。

1-3.ゆっくり育つのが特徴

パセリは、ほかのハーブに比べてゆっくり育つのが特徴です。発芽まで10日ほど要し、根が張った後は収穫まで55日ほどかかります。栽培過程では、適度に間引きをし、丈夫なものだけを残して育てるのがコツです。

2.パセリの水耕栽培時に必要なもの

パセリの水耕栽培で用意したいものをご紹介します。

2-1.安定感がある容器

パセリの栽培を行うためには、安定感のある容器が必要です。バケツやガラス容器などを準備しましょう。小規模で栽培する場合は、ペットボトルの上部をカットしたものでも構いません。切り口にビニールテープを貼り、手を切らないように注意しましょう。栽培する規模に応じ、容器を選ぶ方法がおすすめです。

2-2.培地

培地は、種まきから発芽までに使う重要なアイテムです。水耕栽培に適したロックウールなども市販されていますが、キッチン用スポンジでも代用できます。スポンジを使う際は、切り込みを入れ、空気穴を設けるのがポイントです。

2-3.LEDライト

パセリの水耕栽培は、室内で行うことができます。しかし、日照条件が悪いと生育に支障が出るため、LEDライトで補うようにしましょう。パセリ全体に光が行き渡るよう、LEDライトの角度や照射量などは調整してください。

2-4.液体肥料

水耕栽培では、液体肥料を混ぜた水溶液を根から吸収し、パセリが育ちます。水耕栽培向けの液体肥料がおすすめです。また、水溶液はこまめにチェックし、濁りや汚れがないよう管理しましょう。

3.パセリを水耕栽培する方法

パセリを水耕栽培する際の手順をご紹介します。

3-1.種まき

パセリの栽培は、種まきから始めます。とはいえ、パセリの発芽率は50〜60%と低めであるため、種から育てる場合は、1つの培地に対し、3〜4個程度をまきましょう。

3-2.発芽まで待つ

培地に種まきを終えた後は、発芽まで12〜15日程度待ちます。発芽が確認できるころは、発根もなされているでしょう。発芽したら、容器に移し替えて定植を行ってください。

3-3.定植後はLEDライトをしっかりあてて育てる

発芽したパセリは、別の容器に定植して育てます。生育を促すには、LEDライトをしっかりあてることが大切です。照射ムラや日照不足が起こらないように注意してください。

4.パセリを水耕栽培する際の注意点

パセリを水耕栽培する際に注意したいことをご紹介します。

4-1.水質管理

水耕栽培は手軽に始められるのがメリットですが、放置すると水質汚染が起こるので注意してください。カビや濁りが発生し、パセリに悪影響が出るでしょう。水質管理をきちんと行い、定期的に水溶液を入れ替えてください。水不足にも注意し、こまめに補いましょう。

4-2.必要に応じて酸素供給機を使う

水耕栽培は、水溶液だけでも育てることができる方法です。しかし、パセリは水はけがいい環境を好むことから、必要に応じて酸素供給機を導入しましょう。水を良好な状態で維持できるのに加え、生育を促すことができます。

4-3.間引きで栽培を後押しする

発芽したものを間引きするのに抵抗を感じる方もいますが、丈夫なパセリを育てるためには、適度な間引きが必要です。生育を後押しするきっかけにもなります。茎や葉の色や太さを見極め、残したいもの以外は間引きしましょう。

5.パセリの水耕栽培でよくある質問

パセリの水耕栽培に関する質問を集めました。

Q.パセリの成長はどのような点に着目すればいい?
A.葉の色が1つの基準となります。色が薄いようであれば、栄養不足が考えられるため、液体肥料の追加などを行いましょう。少しずつ足して、様子を見て増やしていく方法がおすすめです。

Q.水耕栽培に必要なものを自作するのが不安な場合は?
A.市販の水耕栽培キットを購入してみましょう。水耕栽培に必要なものがそろっており、個別に準備する手間を省くことができます。キットの購入は、水耕栽培どっとネットをご利用ください。

Q.収穫のタイミングは葉の状態で分かるのか?
A.はい、分かります。葉が大きくなったころが、収穫の目安です。ただし、葉が大きくなりすぎると、食感が硬くなります。開きすぎる前に収穫するのが理想です。

Q.培地は、スポンジの代わりにウレタンを使ってもいいのか?
A.ウレタンを培地に使っても問題ありません。根がしっかり張れるよう、硬すぎるものは避けましょう。水はけがいいものを選ぶのがコツです。

Q.太陽光とLEDライトは併用してもいいのか?
A.併用しても問題ありません。昼間は太陽光があたる場所へ、夜はLEDライトを使うなど、使い分ける方法がおすすめです。LEDライトはパセリ全体をカバーできるよう、なるべく照射範囲が広いものを選びましょう。

まとめ

パセリは、水耕栽培で育てる方法が手軽でおすすめです。水耕栽培は、水の管理をしっかり行っていれば、初心者でも失敗が少ない方法だとされています。育て方の手順や注意点を覚えておき、家庭でのパセリ栽培にチャレンジしてみましょう。


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