短期間で収穫できる野菜は? 栽培方法や家庭菜園の注意点について

自宅で野菜を育てる「家庭菜園」にはまる人が増えてきました。家庭菜園は自分で好きな野菜を自由に育てることができます。無農薬なので安心して食べることもできるのです。家庭菜園において短期間で収穫できる野菜や栽培方法、家庭菜園の注意点について説明します。

これから家庭菜園を始めようとしている人は、ぜひチェックしてくださいね。

  1. 短期間で収穫できる野菜
  2. 野菜の栽培方法
  3. 家庭菜園の注意点

1.短期間で収穫できる野菜

家庭菜園でも短期間で収穫できる野菜がたくさんあります。自分で育てた野菜をすぐに収穫したい人は要チェックです。初心者でも育てやすい野菜も紹介しましょう。

1‐1.三つ葉・ネギ・ホウレンソウなどの「葉野菜」

初心者でも始めやすい野菜が「葉野菜」になります。庭のないアパートやマンションでも気軽に育てることができるでしょう。1人暮らしの部屋でも育てやすい野菜になっています。さらに、葉野菜は短期間で収穫できるスピード野菜です。

三つ葉やネギはおよそ2か月、ホウレンソウは1.5か月、アイスプランツや小松菜はおよそ1か月で収穫できます。短期間で収穫できると同時に、三つ葉やネギは再利用ができるのです。必要な分だけカットしても続けて育てることができ、再び収穫できるでしょう。そのため、とても効率的な野菜だといえます。

何を育てようか悩んでいる人は、「葉野菜」に挑戦してみてはいかがでしょうか。葉野菜には初心者向けの野菜がたくさんあるのでおすすめですよ。

1‐2.ベランダでも生育可能な「ミニトマト」

とてもかわいいミニトマトも短期間で収穫できる野菜になります。ミニトマトはおよそ1.5か月~2か月で収穫できるでしょう。ただし、苗や種のどちらから育て始めるのかによって収穫時期は異なります。収穫時期を早めたい人は苗から育てると良いですよ。すでに花が咲いている苗であれば、1か月後に収穫できるでしょう。

ミニトマトの苗は小さいので狭いベランダでも育てることができます。ミニトマトの植えつけ期間は4月上旬~6月下旬、収穫時期は5月中旬~9月上旬あたりまでです。ぜひミニトマトを育ててみてはいかがでしょうか。

1‐3.ピーマンやきゅうり・豆類

短期間で収穫できる野菜はほかにもたくさんあります。初心者から中級者向けの野菜となる「ピーマン」「きゅうり」「豆類」がおすすめです。ピーマンやきゅうりは難しいと思っている人が多いでしょう。しかし、難易度は高くありません。大きいプランターで育てる野菜になります。およそ1.5か月~2か月で収穫できるでしょう。

また、枝豆やさやえんどう、ソラマメなどの豆類も短期間で収穫できるスピード野菜です。ソラマメは半年かかってしまいますが、枝豆やさやえんどうは半年以内で収穫できますよ。普通のプランターで育てることができるでしょう。家庭菜園で育てる野菜には限界があると思ってしまいますが、収穫時期が早い野菜はたくさんあるのです。育てやすい野菜から始め、少しずつ家庭菜園に慣れていきましょう。

葉野菜やミニトマトは短期収穫が可能なんですね。
はい。特に葉物野菜は1か月で食べられるまで育つので初心者にはおすすめです。

2.野菜の栽培方法

2‐1.一般的な方法の「プランター栽培」

家庭菜園=畑というイメージがあるでしょう。しかし、畑や庭を持っていない家庭でも気軽に野菜をつくることができます。自宅でできる家庭菜園では「プランター」を利用した栽培方法が一般的です。ホームセンターや園芸店でさまざまなプランターが発売しています。育てたい野菜の大きさに合わせてプランターを購入してください。購入したプランターの中に肥料が入っている園芸用の土を入れます。

そして、土の中に苗や種を植えていきましょう。プランターを上手に利用すれば、狭いベランダでも家庭菜園を楽しむことができます。ベランダがない場合でもペットボトルを利用して家庭菜園ができるでしょう。育てる野菜の選択肢は少なくなってしまいますが、キッチンなどでネギやカイワレ大根などの育てることができます。ぜひ試してみてくださいね。

2‐2.土をいじりたくない人におすすめ「水耕栽培」

最近、多くの企業や家庭で注目が集まっている栽培方法があります。土を使わない「水耕栽培」です。水耕栽培は肥料を溶かした液体で野菜を育てる方法になります。野菜はもちろん、果物やお花も栽培できるのです。土を使わないので手を汚したくない人や室内で家庭菜園を楽しみたい人にぴったりでしょう。プランター栽培よりもとても楽に野菜が管理できます。

また、成長スピードが非常に速いのでスピード収穫が可能です。水耕栽培は専用の道具を用意しなければなりません。水耕栽培キットとして発売しているので、ぜひチェックしてみてください。キットにもさまざまな種類があります。自分の生活環境や育てたい野菜に合わせて選びましょう。気候に左右しない水耕栽培は、初心者におすすめしたい栽培方法です。

プランター栽培のほか、水耕栽培でも野菜は育てられるんですね。
はい。水耕栽培ならば室内で育てられるので、天気の影響を受けずにすみます。

3.家庭菜園の注意点

3‐1.野菜によって異なる「植えつけ時期」「収穫時期」

家庭菜園で育てる野菜にはそれぞれ「植えつけ時期」と「収穫時期」が異なります。プランター栽培は基本的にベランダで育てることになるでしょう。ベランダで育てる場合、気候が影響します。春・夏・秋・冬、それぞれ気候や気温は異なるものです。それぞれの時期に合ったベストな野菜を育てていかなければなりません。

育てたい野菜を栽培する前に「植えつけ時期」と「収穫時期」を必ず確認してくださいね。決まっている時期で育てなければ、栽培に失敗してしまいます。スピード収穫をするためにも必要な知識ですよ。しかし、水耕栽培は気候や季節に関係なく育てることができます。室内に置くタイプなので1年中好きな野菜が生育できるでしょう。

3‐2.状況に合ったお手入れ

家庭菜園を始めると毎日野菜の様子をチェックしていかなければなりません。順調に育っているかどうか確認が必要なのです。1日でもお手入れをサボってしまえば野菜が収穫できません。毎日様子をチェックして、状況に合ったお手入れをしていきましょう。土が乾いている場合は水やりをする、葉っぱに元気がなければ太陽光に当てるなど、状況に合ったお手入れが大切なのです。

また、土を使うプランター栽培で注意しなければならないのが「害虫」になります。害虫が葉っぱの裏・表についていないかどうか毎日欠かさずチェックしてください。害虫の駆除をしたくない人は、水耕栽培で育てると良いですよ。水耕栽培は土を使わないので害虫被害も起きません。ぜひ、自分に合った方法で野菜を育ててくださいね。

野菜ごとに植え付けに最適な時期が異なるんですね。
はい。種が入っている袋の裏にも書いてあるので、参考にしましょう。

まとめ

短期間で収穫できる野菜や野菜の栽培方法、家庭菜園の注意点について説明しました。スムーズに野菜を収穫するためにも知ってほしいことがたくさんあります。事前に基礎知識を身につけておけば、スピード収穫ができるでしょう。自分で育てた野菜の味は格別です。最初は育てやすい野菜からチャレンジしてみてください。

  • 三つ葉、ネギ、ホウレンソウなどの「葉野菜」
  • ベランダでも生育可能な「ミニトマト」
  • ピーマンやきゅうり、豆類もおすすめ
  • 一般的な方法は「プランター栽培」
  • 土を使わない「水耕栽培」
  • 野菜によって異なる「植えつけ時期」と「収穫時期」
  • 毎日野菜の様子を確認する

以上のポイントは要チェックです。育てたい野菜の植えつけ・収穫時期をきちんと踏まえつつ、楽しい家庭菜園を始めてくださいね。


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