残留農薬の危険性とは? 健康被害を予防する方法を詳しく教えます!

残留農薬の危険性について知りたいとお考えではありませんか? 野菜や果物などの農作物に残留農薬があると、家族への健康被害が出ないか心配になりますよね。農作物を安心して口にするためにも、残留農薬の危険性についてきちんと理解して対策することが大切です。しかし、実際にどんな危険性があるのか、警戒する必要がある理由は何か、健康被害から身を守る方法にはどんなものがあるかなど、分からないことばかりでしょう。

そこで今回は、残留農薬の危険性について詳しく解説しましょう。

  1. 残留農薬とは?
  2. 残留農薬の危険性は?
  3. 残留農薬に警戒が必要な理由は?
  4. 残留農薬の被害から身を守るには?
  5. 残留農薬の危険性に関するよくある質問

この記事を読むことで、残留農薬がどんなものか、どんな対策をするとよいのかなどがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.残留農薬とは?

最初に、残留農薬とはどんなものか見ていきましょう。

1-1.農作物などに残った農薬のこと

残留農薬とは、野菜や果物などの農作物に残った農薬のことです。通常、農作物を育てる場合は、病気や害虫などによる被害を予防し、色や形がよくなるように農薬を使用します。もちろん、国内で使用できる農薬は国が許可した種類ですから、許容量内で使用し、きちんと管理・出荷されれば特に問題はありません。しかし、場合によっては完全に農薬が除去できずに、残留している可能性があるのも事実です。

1-2.残留農薬の一日摂取許容量は?

野菜の残留農薬は、ごく微量であれば過度の心配は必要ありません。しかし、大量に摂取した場合は不安が残ります。そんなときに指標になるのが、残留農薬の一日摂取許容量(ADI)です。残留農薬の一日摂取許容量を100とした場合、以下のように振り分けて考えることになります。

  • 水や土などからの農薬の摂取分:20%
  • 農作物・畜産物・魚介類からの摂取分:80%

上記のように、残留農薬は農作物以外にも含まれています。残留農薬の一日摂取量は、農作物・畜産物・魚介類の合計で80%を超えければ許容の範囲内と考えることができるでしょう。

2.残留農薬の危険性は?

残留農薬の危険性について詳しく解説します。

2-1.人への毒性は低いと考えられている

残留農薬は、人への毒性は低いと考えられています。主な理由は、以下のとおりです。

  • 昔と比較すると農薬の毒性が低くなっている
  • 一日摂取許容量を超えて摂取し続けるのは困難

より詳しい内容は、農林水産省 消費・安全政策課の「残留農薬は危ないの?」を参考にしてください。いずれにしても、過剰に不安になる必要はありません。

2-2.農薬の使用には厳しい制限がある

残留農薬について考える際、そもそも農薬を使用する際にどんな規制があるのかという点を確認することが大切です。農薬の使用については、農薬取締法により厳しい制限があります。農薬は、農作物の病気や害虫を予防する効果が高い一方で、少量でも毒性が強いものもあり、取り扱いには十分な注意が必要です。そのため、農薬取締法により、農薬の種類・使用量・取り扱い方法・散布回数などが厳密に決められています。市場に出回っている農作物は、想像以上に徹底管理された環境で栽培されているのです。したがって、残留農薬についても過度に心配する必要がないと言えます。

3.残留農薬に警戒が必要な理由は?

残留農薬に警戒すべき主な理由を見ていきましょう。

3-1.どんな影響が出るか長い目で見る必要がある

残留農薬の摂取によって、影響がすぐに出るとは限りません。今は何も問題なくても、毎日少しずつ蓄積していき、将来影響が出てくる可能性もあるのです。実際に、残留農薬の危険性が認識されたのは、ここ数十年程度の話なので、将来的にどんな影響が出るのか十分に解明できていない部分もあります。不安が残る以上は、警戒したほうがいいでしょう。

3-2.農薬の使い方を間違う可能性もある

農作物を育てる際に、農薬の使い方を間違う可能性もあります。何らかの理由により、大量の農薬を使用したり散布回数を多くしたりした場合、残留農薬も増えてしまうでしょう。生産者が農薬の使い方を間違った場合、たまたま口にした野菜や果物に、大量の残留農薬が付着している可能性があるのです。

3-3.化学物質過敏症の症状が出ることがある

残留農薬の摂取をした影響で、人によっては化学物質過敏症になる可能性があります。化学物質過敏症とは、農薬などの化学物質に接触した場合に、じんましん・頭痛・はき気など、さまざまな症状が出る状態のことです。すでに化学物質過敏症と診断されたり疑いがあったりする人は、十分に注意したほうがいいでしょう。

4.残留農薬の被害から身を守るには?

残留農薬の被害から身を守る方法をご紹介します。

4-1.安全性の高い農作物を購入する

残留農薬の被害から身を守るには、安全性の高い農作物を購入することが大切です。通常、八百屋やスーパーマーケットなどの店先に並ぶ農作物は、厳しい基準をクリアしているものなので問題ありません。しかし、生産者など出所の分からない野菜には、どんな農薬がどれだけ使われているか確認できないのです。残留農薬が気になるのなら、生産過程に不安が残る農作物を購入するのは避けたほうが賢明でしょう。

4-2.短期間に大量の農作物を摂取しない

短期間に大量の農作物を摂取しないことも一つの方法です。残留農薬が問題になるのは、短期間に大量摂取して、一日摂取許容量を超えてしまったときになります。たとえば、健康によいと考え、野菜サラダやフルーツなどを1日3食大量に食べるなどの場合です。もちろん、この場合でも一日摂取許容量を超えてしまうことに直結するわけではありません。しかし、絶対に安全とは言えないのも事実でしょう。

4-3.よく洗ってから食べる

野菜の残留農薬が気になる場合は、よく洗って食べるようにするといいでしょう。野菜の残留農薬は、水洗いすることにより減少することが報告されています。特に、野菜サラダやフルーツを食べるときには注意が必要です。野菜はきちんと水洗いし、水分をよく拭き取ってから食べましょう。フルーツは、水洗い後、皮をむいて食べるとより安心です。

4-4.水耕栽培で育てる

家庭菜園の残留農薬が気になる人は、水耕栽培で育てるのもいい方法です。水耕栽培は、土を使わずに培養液を溶かした水で育てるため、農薬を使わずとも、病気や害虫被害の心配が少なくなります。部屋の中で育てることもでき、気軽に野菜を栽培することが可能です。また、水耕栽培では、天候や気温に左右されず楽しみながら安全性の高い野菜を食卓に並べることができます。まずは、スプラウト類やバジルなど、初心者でも育てやすい種類から始めてみるといいでしょう。

5.残留農薬の危険性に関するよくある質問

最後に、残留農薬の危険性に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.野菜を食べると、じんましんが出るのは残留農薬の影響?
A.断言できません。じんましんは、食物アレルギーや体調不良で出ることも多いからです。自己判断せず、医療機関を受診してください。

Q.野菜を加熱すれば残留農薬がなくなる?
A.加熱調理でも残留農薬の減少が認められたという報告はあります。ただし、完全に除去できるとはいえません。

Q.レストランのサラダバーで生野菜を食べても大丈夫?
A.特に問題ありません。食品の提供基準を厳しく管理し、生産者情報や栽培方法などについて説明がある飲食店ならば、なお安心です。

Q.無農薬野菜なら健康被害を心配しなくていい?
A.いいえ。無農薬野菜であっても、健康被害に遭う可能性もゼロではありません。たとえば、不衛生な環境で育てられた場合、大腸菌などが基準以上に付着していることがあります。

Q.水耕栽培を始めるにはどんな道具が必要?
A.  最初に、以下のような道具をそろえましょう。

  • 栽培用の種もしくは苗
  • 栽培容器
  • 培養液
  • 植物育成用LEDライト
  • 培地(スポンジなど)
  • ピンセット

なお、当水耕栽培どっとネットでも、水耕栽培用の道具を多数お取り扱いしています。水耕栽培に関する疑問なども併せて、お気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、残留農薬の危険性について詳しく解説しました。短期間かつ大量に摂取したり、長期にわたって1日の許容量を超えて摂取したりしない限り、残留農薬の危険性は低いといえます。しかし、日常生活の中で残留農薬を避ける意識を持つことが必要です。たとえば、安全性の高いものを購入したり、水で洗ってから食べたりすることを徹底しましょう。なお、家庭菜園で野菜などを育てるときは、水耕栽培をおすすめします。土壌栽培と比べて病気や害虫被害の心配が少なく、農薬を使用せずに育てることもできて安心です。


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